この記事で分かる事
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①男性の薄毛の原因 |
②薄毛を放置するデメリット |
③日常生活で出来る薄毛対策 |
薄毛というのは多くの男性の宿命であり、およそ4人に1人が薄毛に悩まされていると言われています。ただ、医療が進歩している昨今においては、早い段階で治療すれば薄毛を改善できると言われているのです。この記事では、薄毛の原因として考えられていることや、正しい対策方法について詳しく解説していきます。
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Ⅰ.
男性の薄毛は何が原因なの?
実は、女性でも薄毛になる方はいます。女性の薄毛の原因は、主に加齢によって「エストロゲン」という女性ホルモンが減少することにより引き起こされるとされています。男性の薄毛の主な原因として有名なのは「AGA(男性型脱毛症)」ですよね。このように薄毛と一言でいっても、男女だけでもこれだけの違いがあるのです。ここでは大きく5つ、男性の薄毛の原因として解説をしていきます。
理由その①:AGA
男性の薄毛の多くはAGAが原因となっています。AGAというのは、男性型脱毛症と呼ばれ、多くは20代から30代にかけて発症すると言われています。40代あるいは50代になるとどんどん症状が進行していき、最終的にはツルツルの状態になってしまうのです。AGAには、
- M字型
- U字型
- O字型
という3つのタイプに大きく分類されており、側頭部や後頭部の髪の毛が薄くなることはほとんどありません。AGAを発症すると、テストステロンという男性ホルモンの影響により、ヘアサイクルの乱れが起こります。「最近抜け毛が増えたな」と感じている方は早い段階で対処することが大切になってきます。
理由その②:間違ったヘアケア
薄毛を気にしすぎるあまり不安になり、必要以上に髪の毛をゴシゴシと強く洗いすぎてしまう方もいますが、実はこれも薄毛の原因になります。頭を洗いすぎると、必要最低限な皮脂までごっそり流してしまうことになります。特に、市販のシャンプーは種類によって洗浄力がかなり高いものもあるので、バリア機能を低下させてしまい、抜け毛の原因になってしまう事があるのです。また、男性の中には入浴後に髪を乾かさない方もいますが、これをやってしまうと頭皮が蒸れてしまい、菌の温床になります。髪の毛を守るためにも、入浴後は髪の毛をドライヤーで良く乾かすようにしましょう。
理由その③:過度なストレス
人は過度なストレスを感じると、頭皮の血管が収縮し血流が悪くなることがあります。髪の毛というのは、血液が運んでくれる栄養によって成長をしていきますので、血流が悪くなってしまうと必要な栄養素を吸収できなくなってしまうのです。また、ストレスが溜まるとホルモンバランスにも悪影響を及ぼします。ホルモンバランスの乱れはヘアサイクルの乱れに直結しますので、結果、薄毛になりやすくなってしまうのです。ストレスというのは数値化をすることができないため、すこしでも「ストレスが溜まっているな…」と自分の中で感じることがあれば、適度な運動などを行い、こまめにストレス発散をするようにするのが髪の毛にとってもプラスとなるでしょう。
理由その④:頭皮湿疹によるもの
男性は女性に比べるとそもそもの皮脂の分泌量が多くあります。さらに頭皮は、体の中でも皮脂の分泌が盛んな箇所となっています。このように、皮脂の過剰分泌状態が続いてしまうと「脂漏性皮膚炎」、という湿疹症状に繋がるリスクが高くなってきます。
- ふけが出る
- かゆい
- できものができる
などの症状に悩まされている方は、「脂漏性皮膚炎」の可能性があります。「脂漏性皮膚炎」になってしまうと毛穴が詰まりやすくなり、生えている髪の毛を圧迫したり、頭皮の血行が阻害され、髪の毛に栄養が届きづらくなり、結果として薄毛に繋がりやすくなってしまうため注意が必要です。
理由その⑤:紫外線による頭皮の光老化
紫外線を過度に浴びると「光老化」という皮膚の老化が起こり、頭皮の乾燥やバリア機能を低下させます。また、頭皮が硬くなってしまうので、毛穴詰まりや髪の毛を圧迫、頭皮の血行が悪くなり、他の薄毛の原因と同様に、髪の毛の栄養不足に繋がり、最終的には薄毛となってしまうと言われています。紫外線から頭皮を守るためにも紫外線が強い日には最低限
- 帽子をかぶる
- ヘア用の日焼け止めを使う
というような対策を行うと良いでしょう。
⑥「男性の薄毛は何が原因なの?」まとめ
「薄毛」という症状は一言で表せても、その原因は多種多様です。「男性ホルモン」が原因のタイプであればクリニック等で外服薬をもらうことも出来る時代です。「頭皮環境の悪化」は個々人の生活リズムやストレスの感じ方が大きくかかわってくる為、人により有効な手段は変わってきますが「紫外線から頭皮を守る・頭皮を洗いすぎない・髪を乾かす」という誰にでも共通して取り組める内容もありますので、積極的に自分の生活に落とし込んで改善していくことをおススメいたします。
- AGAなどの「ホルモンバランス」が原因のタイプ
- 頭皮湿疹や紫外線、ストレスが引き起こす「頭皮環境の悪化」が原因のタイプ
Ⅱ.薄毛を放置するデメリットは?
では次に、薄毛を放置するデメリットについて解説をしていきます。「髪が薄くなっても自分はなんとも思わない」や「髪の薄さを他人からどう思われようと気にならない」といった、確固たる価値観を持たれている男性以外であれば基本的に薄毛を認識しているのに放置する、という事はデメリットしかないと言えるでしょう。
①毛根が死ぬと手遅れになる
冒頭でも解説したように、薄毛というのは原因にもよりますが、早い段階で対処すれば症状を改善・緩和することができたり、進行を大幅に遅らせたりすることができます。ただし、毛根が死んでしまうと、植毛などの方法でしか再生をすることができなくなってしまいます。「地毛を生やしたい」「植毛はやりたくない」と考えている方は、手遅れになる前に対策をしていくことが大切です。現代において、男性の薄毛の原因はAGAがほとんどとも言われています。AGAはあれば生涯決められた回数の”ヘアサイクル”にアプローチを行います。ゆえに、薄毛に気付きながらも放置しているということは、生涯決められた回数の”ヘアサイクル”を有効活用できる機会そのものを減少させてしまう事になるので早めに対処・対応するのがベストと言えるでしょう。
②日に日に自分への自信を失う
男性にとっても女性にとっても髪の毛というのは非常に重要なパーツです。薄毛が進行してしまうと、多くの人は自分自身の持っていた審美性が失われてきている、と強く感じてしまい日に日に自信というものを失っていくでしょう。中には、薄毛が原因で外出をするのが嫌になったり、周りの目が気になったりしてひどく落ち込み、人付き合いや人間関係に支障が出てきてしまう方もいるそうです。審美性を失うということは性別・年齢・国籍問わず、多くの人にとって非常にネガティブなことのひとつと言えるのでしょう。こういった観点からも、自分自身の薄毛の進行に気付きながらも放置をすることは、デメリットがあると言わざるを得ないでしょう。
③清潔感が損なわれる可能性がある
上述と少し被る内容ですが、薄毛が進行してしまうと清潔感が損なわれる可能性が増えてきます。薄毛を自分の宿命だと捉え、坊主にしてしまえば清潔感を保つことができますが、中途半端に髪の毛を生やしていると外見だけで判断され、根拠もなく「だらしない・不潔そう」というようなマイナスイメージを持たれてしまう可能性が出てきます。ある程度年齢を重ねている場合は「年も年だし、もう仕方ないよね」とポジティブに割り切ることができる方もいらっしゃると思いますが、現代は20代でAGAを発症する方もいますので、放置せずに早めに対策をしておくようにしましょう。
④「薄毛を放置するデメリットは?」まとめ
薄毛の進行を放置をすることは「デメリットしかない」と言っても過言ではないことがご理解いただけたかと思います。AGAであれば内服薬・外服薬・注射など、アプローチ方法により価格は異なりますが、内服薬治療は月々3,000円~15,000円が相場といわれています。捉え方は人それぞれですが、この価格帯で上述したデメリット群を改善・緩和・遅延させることが出来るなら「自己投資」としてはかなり安い、と捉えても良いのではないでしょうか。
- 薄毛の進行に気付きながらも放置するのは「デメリットしかない」
- 放置した期間が短ければ短いほど改善・緩和の可能性が高くなる
Ⅲ.日常生活で出来る薄毛対策
それでは最後に、日常生活に取り入れやすい男性の薄毛対策についてご紹介していきます。繰り返しになりますが、既に薄毛の進行を自覚している人は早ければ早いほど症状を改善・緩和・遅延できる可能性が高くなります。これから紹介する薄毛対策はサブ対策と捉え、クリニック等の医療・専門機関でメイン対策をとっていくようにしてくださいね。
①食生活に注意をはらう
髪の毛と食事の関係は密接で、日頃の食事が頭皮環境・髪の毛を形成していくと言われています。栄養バランスが偏っていると、髪の毛の成長に必要な栄養素を十分に行き渡らせることができなくなりますので、薄毛になったり、薄毛の進行度合いが早まる可能性が高くなります。とくに、仕事が忙しく「インスタントフード・ファストフード」がメインの食生活になってしまっている方も現代には大勢いると思います。しかしながら、そういった食生活を続けることは、後々自分の首を絞めることに繋がる可能性が高くなりますので、バランスの取れた食生活を意識しましょう。髪に良い影響を与える食べ物として動物性であれば
- レバー
- 鶏むね肉
- 卵
- チーズ
植物性では
- 納豆
- ナッツ類
- 緑黄色野菜
などがあげられます。その他にも「コーヒー・緑茶」なども良いとされています。普段から砂糖が入った清涼飲料水を好んで飲んでいる方は、まずはそれらを「コーヒー・緑茶」に置き換えることから始めてみるのもいいでしょう。
②運動不足を解消する
先ほども解説したように、頭皮の「血流」が悪くなると薄毛に繋がる可能性があがります。血流を改善するためには、定期的に運動をすることが大切です。お分かりいただけると思いますが、多くの男性は社会人になると運動をする機会が極端に減ります。このような慢性的な運動不足に陥っていたとしても、そのことに自分で気づける方はごくわずかでしょうで。運動不足が当たり前になってしまうと、常に血流が悪い状態になりますので、髪の毛が細くなり、本数も次第に減っていってしまうのです。「運動不足の解消=血流をよくする」という観点から行くとサウナや湯船にしっかり浸かるといった、血行を良くする習慣をつけていくのも有効的な薄毛対策のひとつといえるでしょう。
③頭皮への強い刺激を避ける
薄毛を未然に防ぐためには、頭皮への強い刺激を避けることも大切です。ここでいう強い刺激とは、例えば「脱色・パーマ」などがあげられます。これらは強い薬剤を使用するケースが多いので、頭皮に強い刺激がかかる可能性が高くなります。結論、あまりやらない方が頭皮にとっては得策と言えるでしょう。他にも、先述した「光老化」も強い刺激にあげられます。強い紫外線を浴び続けることはバリア機能を低下させる原因となり薄毛の原因になりかねません。5月~7月の夏場などは紫外線が特に強い時期ですので、外出時に必ず帽子を被るといった最低限の対策は行うようにしてください。
④頭皮マッサージを行う
頭皮の血流を良くするために、マッサージを行うのも効果的です。毎日頭皮をマッサージすることで、血流の滞りを解消できるようになりますので、太くてしっかりとした髪の毛を育てられる土台作りとして効果的です。ただし、頭皮マッサージの注意点として、一生懸命になるあまり必要以上に力を入れたマッサージをしてしまう事です。強すぎる力は逆に頭皮を傷つけてしまう恐れがありますので、自分が気持ち良いと感じられる力加減でマッサージをするようにしてください。
⑤育毛サロンに通う
薄毛を自覚するまではいかないが、なんとなく自分の髪の毛に自信が持てなくなっている様な中間の場合は、これまでに紹介した薄毛対策に加え、思い切って育毛サロンに通ってみるのもおすすめです。育毛サロンでは
- 頭皮のクレンジング
- マッサージ
- 特別な機械を使った育毛照射
- 育毛ローションの塗布
などの育毛サービスを行ってくれますので、薄毛の予防には効果的です。ただし、育毛サロンによって施術内容や料金形態が大きく異なりますので、複数の育毛サロンを比較したうえで自分に合ったサロンを見つけていくことが大切です。
⑥「日常生活で出来る薄毛対策」まとめ
ここでは大きく5つの対策をご紹介させていただきました。「食生活の改善・運動不足の解消」は体の内側から、「頭皮への刺激を避ける・頭皮マッサージを行う」は体の外側から薄毛を抑えるアプローチ方法になります。どれか一つを極端に突出させるよりも、すべての項目を少しずつ、広く浅くスタートさせてみるのが長続きさせるコツとなるでしょう。是非参考にしてみてくださいね。
- 「食生活の改善・運動不足の解消」で体の内側からアプローチ
- 「頭皮への刺激を避ける・頭皮マッサージを行う」で体の外側からアプローチ
- 薄毛とは言えないが、髪に自信が無くなってきた方は「育毛サロン」へ
Ⅳ.「男性の薄毛は治せるって本当?薄毛の原因や日常生活で出来る薄毛対策を徹底解説!」総まとめ
ひと昔前、男性の薄毛はどうすることもできないものとして考えられていました。しかし、医療の進歩や薬剤の進化により治る病気になりつつあります。また、頭皮・髪の毛に良いとされる食べ物や習慣の情報も多く、日常生活で取り入れられる薄毛対策もどんどん増えてきています。
- AGAなどの「ホルモンバランス」が原因の薄毛タイプがある
- 頭皮湿疹や紫外線、ストレスが引き起こす「頭皮環境の悪化」が原因の薄毛タイプがある
- 薄毛の進行に気付きながらも放置するのは「デメリットしかない」
- 「食生活の改善・運動不足の解消」で体の内側からアプローチ
- 「頭皮への刺激を避ける・頭皮マッサージを行う」で体の外側からアプローチ
- 薄毛とは言えないが、髪に自信が無くなってきた方は「育毛サロン」へ
多くの男性が発症する可能性のあるAGAは、早い段階で治療すれば比較的短期間で症状を緩和することができます。中には「もう少し進行したらでいいや」「まだ大丈夫だろう」と感じている方もいますが、放置してしまうと手遅れになることが多くあります。毛根が完全に死んでしまうと、どれだけ育毛治療や発毛治療を行ったとしても、元の状態に戻すことはできなくなりますので、早い段階で対処していくことがおススメです。
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